上級検索

上級検索オプションを使用すると、一般的によく使用されるフィールドの検索、検索語句または検索文のブール演算子を使用した組み合わせ、および Ovid コマンドライン構文を使用できます。デフォルトの検索フィールドは、[キーワード (.mp)] です。

1 つのデータベース内を検索しているとき、マッピング機能が使用可能で選択されている場合、マッピングによって、現在のデータベースの統制語彙から統制索引語が検出または推奨されます。これ以外に一般的に使用されるフィールドには、[著者]、[タイトル]、および [ジャーナル] があります。

上級検索モードでは、次の検索タイプが使用できます。

キーワード著者タイトルジャーナル

検索を実行するには:

検索タイプを選択します。この例では、キーワードを使用します。
選択した検索タイプに従って検索語句を入力します。詳細については、以下のセクションを参照してください。
[検索] ボタンをクリックします。

Ovid によって [検索履歴] に検索結果が表示されます。

キーワード

キーワード検索を実行するには、キーワードを選択して間にブール演算子 (AND、OR、NOT) を使用します (例: h1n1 and (oseltamivir or tamiflu))。演算子なしに文字列を入力した場合は、その文字列の完全一致が検索されます。

デフォルトでは、デフォルトのマルチパーパス (.mp) フィールドの集合でキーワードが検索されます。データベースによって組み合わせが異なりますが、通常はタイトル、オリジナルタイトル、抄録、統制索引語が含まれます。検索済みフィールドは検索履歴に表示されます。

キーワード検索では、他のフィールドを指定して、ワイルドカードなどの高度な構文を使用できます。詳細については、「上級検索の手法」を参照してください。

著者

著者検索では、特定のユーザーにより書き込まれたレコードを検索できます。

[著者] ラジオボタンを選択し、コマンドラインに著者の姓を入力して検索を開始します。

わかっている場合は、姓の後にスペースを挿入して名のイニシャルを入力します。完全な名前 (姓と名前) を知っている必要はありません。

著者検索では、大文字と小文字は区別されません。

著者の名もイニシャルもわからない場合は、キーワードコマンド singh$.au のようにトランケーションを入力してみてください。このコマンドでは、そのデータベース内にある指定された姓を持つすべての著者が取得されます。

[検索] ボタンをクリックすると、入力した名前で始まる著者がアルファベット順の索引として表示されます。

著者索引は、次の 3 つの方法のいずれかでブラウズします。

	開始する文字索引からページ単位で移動
	文字/数字別のタブ
	表示される検索ボックスに新しい名前を入力することで索引内の任意の場所で名前の検索を行います。

取得するレコードの著者の名前が検出されたら、チェックボックスを選択し、[選択した語句の検索] ボタンをクリックします。Ovid によって [検索履歴] に検索結果が表示されます。

タイトル

タイトル検索では、特定の単語または語句でレコードのタイトルのみを検索できます。

[タイトル] ラジオボタンをオンにし、テキストボックスに日常使用する言語で用語または語句を入力して検索を開始します。[検索] ボタンをクリックすると結果が書き込まれます。

ジャーナル

[ジャーナル] ラジオボタンをオンにし、ジャーナル名の最初の数文字をコマンドラインに入力して検索を開始します。

この検索タイプを使用する場合、ジャーナルの完全な名前を知っている必要はありません。

[検索] ボタンをクリックすると、入力した語句で始まるジャーナル索引表示が開きます。

	開始する文字索引からページ単位で移動
	文字/数字別のタブ
	表示される検索ボックスに新しい単語または語句を入力することで、索引内の任意の場所でタイトル内の単語の検索を行います。

取得するジャーナルの名前が検出されたら、チェックボックスをオンにし、[選択した語句の検索] ボタンをクリックします。Ovid によって [検索履歴] に検索結果が表示されます。

上級検索の手法

Ovid の次のような上級検索の手法を使用して、特別なコマンドを入力します。

上級検索の手法の詳細については、「上級検索の手法」をクリックしてください。

マルチメディアを含む

[マルチメディアを含む] を選択すると、ビデオ、オーディオファイル、画像などを結果に含めることができます。デフォルトでは、これらは上級検索で除外されています。

語彙のマッピング

統制語彙を使用した情報源では、キーワードコマンドラインからの統制索引語に検索語句をマッピングできます。[入力した語句を統制索引語にマッピングします] チェックボックスオプションは、コマンドラインの下に表示されます。このオプションを選択すると、マルチメディアの結果は表示されません。

Ovid のマッピング処理は、情報源の統制語彙と、入力した検索語句を自動的に照合します。指定した用語が統制索引語にマッピングされると、Ovid によって [マッピング表示] ページが開きます。

Ovid のマッピング表示での語句のマッピング、エクスプロード、および絞り込みの詳細については、「語彙のマッピング」を参照してください。

ストップワードと予約語

Ovid ストップワードの処理

ストップワードは、頻繁に現れる単語 (and、the など) で、処理時間を短縮するためにクエリ文から除去される単語です。

Ovid では、選択されているデータベースによって、2 種類のストップワード処理を使用します。

Ovid では、小数のストップワードを使用して、検索の質を低下させることなくパフォーマンスを向上させます。
実行時のストップワード処理は、MEDLINE や EMBASE のようなデータベースに対してクエリ処理を行う場合に使用されます。
Ovid のパフォーマンステストによると、ストップワードがクエリから除去された場合に、パフォーマンスの大幅な向上が報告されています。

たとえば、「the cat in the hat.ti」の検索を行う場合:

システムによって、ストップワード (the および in) が削除され、[タイトル] フィールドで次の照合が行われます。

[hat] が後に続く [Cat]
[任意の単語]、[hat] がこの順番で後に続く [Cat]
[任意の単語]、[任意の単語]、[hat] がこの順番で後に続く [Cat]

ロード時ストップワード処理

ストップワードは、データベースの内容を Ovid プラットフォームにロードする前に削除されます。ロード時のストップワード処理は、Journals@Ovid、Biosis、Current Contents などのデータベースに対して使用されます。

ストップワードは、内容がデータベースにロードされるときにすべての単語索引フィールドから削除されます。
すべての語句索引フィールドでは、ストップワードは保持されます。語句索引フィールドに対しては、正確な語句一致のみがサポートされています。

ストップワードが各データベースでどのように使用されるかについては、『データベースフィールドガイド』を参照してください。

予約語処理

予約語 (and、or、not、use、adj、add、sub、scope) は、クエリの一部として入力された場合、演算子として処理されます。引用符で囲まれた予約語は、リテラルな用語として処理されます。

たとえば、単語 scope は、コマンドラインからスコープノートを自動的に開く上級検索構文コマンドです。 Ovid で検索の一部として使用し、構文コマンドとして解釈されないためには、引用符で囲む必要があります。scope of nursing practice を検索するには、コマンドラインに「scope of nursing practice」と入力する必要があります。

予約語は、すべてのデータベースに適用されます。

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